2012年05月号
市長はすべて知っていたのに知らんぷり!?
柏原新聞は、なぜ市長の疑惑を書かないのか?

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なぜ号外で議員だけたたく?市長のことはなぜ書かない?

昨年からマスコミ等で、色々と問題になっている柏原市、今回の柏原市広報、柏原新聞に掲載されている議員のことについて、そして、「かしわら見張り番」を何故、毎月発行しているのかと言うことで、フリージャーナリストから取材を受けました。内容を一部掲載!
Q なぜ今、市長と柏原新聞について語ろうと思ったのですか?
濱浦 柏原新聞から4月20日、5月10日付で「号外」という形で3万部が無料配布されました。柏原新聞は第三種郵便となっておりますが、新聞社5社等が「号外」を撒くときは「政治、経済、文化等を緊急に報道しなければならない」という場合であると思います。今回の号外は、緊急を要したでしょうか?その内容が真実とはいえないところにも問題があります。そして、議員のことは暴き立てるが、市長のやっていること、例えば公選挙法に触れている「出してはならない年賀状を7年間出していた」こと、もちろん、毎日放送のニュース番組「VOICE」までが取り上げた「イノシシ処理場」のことは、ほとんど触れない、信じられない偏り方なのです。
Q 内容が真実でないというのは?
濱浦 議長、副議長を含む市会議員一行がソウルに視察旅行に行ったのは事実ですが、きちんと市長に報告し、市長に止められたのを無視して行っているわけではありません。これが「危機管理」に影響しているなら、責任は市長にもあります。

Q 平成19年2月、後援会の方達と海南島に行った事が又書かれていますね。
濱浦 今回、柏原新聞「ダイジェスト版」に5年前の海南島ことがまた記事にされましたので、真実をお話させていただこうと思いました。今回の議長、副議長の件と同様の事が5年前にもありました。
私は、平成19年2月8日に後援会の方達と海南島に旅行に出かけました。実はその日と議会改革特別委員会と重なったのです。通常の定例議会、常任委員会とは違って、各委員会は議員の予定を聞いて調整され開会されますが、私には、全く事前調整もなく、1月中旬に日程を突然聞かされました。唖然とし、事務局に相談しました。議会改革特別委員長の許可があればと良いいうことで、了解していただきました。その上、岡本市長に相談したところ「行って来い」とお許しを頂きました。
本来なら、そのように言われても委員会に出席するのが議員としての姿であると思いましたし、弁解すれば許可をして頂いた委員長が「柏原新聞」に大きく取り上げられ記事にされると思いました。
議員がいつも、「柏原新聞」の一方的な報道に痛めつけられていることに怒りを覚え真実をお話させていただきました。ちなみに、私が買ってきたお土産のチョコレートを市長は、食べておられたぐらいなのです。

市長と業者の旅行を暴いたときから、濱浦議員への中傷が始まった!

Q 許可を受けていたのに、一転して糾弾を受けることになったのは?
濱浦 岡本市長が業者(議員の父親)柏原新聞と3人で長野県・中国の杭州・玉造に旅行したこと暴いたことからです。平成19年9月本会議で、業者との不透明な旅行に対して質問いたしました。それをきっかけに私への猛攻撃がはじまりました。平成19月の2月に海南島に行ったことが、8ヶ月近くになって、いきなり、「濱浦議員、委員会をすっぽかし」と柏原新聞に大きく取り上げられ、各方面にポスティングされました。私の旅行を認めた市長は知らぬ顔。その後、柏原新聞はあらゆる面で私を攻撃してきております。

Q そのあたりから、「チェンジ!」という新聞をはじめられたのですね。
濱浦 ええ、それが前身で今の「かしわら見張り番」につながります。21年2月の市長選が終わってから、もう一市民として、柏原市政を正していこうと思っていたのですが、支援者の方が、「もう一度、市会議員の選挙に出てみたらどうか。市民からの判断をあおいだらどうか」と勧めてくださって、市議会にもどることができました。

私と同様の手口で、今、議長と副議長が、さも悪人のようにかき立てられています。「危機管理がなっていない」と責め立てるのはおかしい。岡本市長は過去に3回ほど入院され、今年5月16日に再入院したと聞いております。何回も入院している岡本市長こそ、危機管理がなっていないのではないでしょうか。

Q 市長と柏原新聞に何か関係を感じられているのですね。
濱浦 そうです。あくまで憶測ですが、柏原新聞はイノシシ問題や談合問題など、もっと市長が糾弾されていいことには一切触れていません。今回の韓国視察旅行の記事には、「市長も議会ももっと市民に目を向けた行動をとってほしいものだ」の一文がありますが、これは「市長にも公平な態度でいる」というカモフラージュに過ぎません。

鑑定の結果同一の印字文字と判断される!違反年賀状と一致!!

3月下旬、各会派の議員に「無記名投票は、後ろ暗い・腹黒い・姑息」と書かれた一通の怪文書が送られてきた。科学的な手段で鑑定をしていた結果、宛名・差出人の書体が、公選挙法に違反して市民に出された年賀はがきの書体(印字)と、同一印字であることが判明した。(鑑定書による)

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5月号広報かしわらに、またまた市長専用ページ?

柏原市議の報酬が上がり、その事実が5月号の柏原市広報に掲載された。市長は報酬アップを「止められなかった」記載されていたが、市長は、議員提案については止めることはできないが、再議申し立てはできるのだ。法に精通した市長なら再議を諮るべきではなかったのか疑問に思う。

副市長人事案件、否決にたいして、すぐに申し立て、
再議を諮ったのに、何故、今回は!?

一方的に、広報かしわらの5月号2ページに「条例案は市長・議員とも提案権があり、議員提案について、市長が止めることは法律上できません」と、わざわざ水色の枠までつけて、記載されていた。提案を止めることはできないが、地方自治法176条には「議会の決めたことに不服があれば、市長は、10日以内に申し立てし、もう一度議論しなおすことができる」と決められている。今回は、市長が不服申し立てをしなかった。申し立てをしない、と言うことは「黙認」したことであり同意である。 
市長は、昨年6月、第2回定例会で副市長人事案件が議会で否決された時に、「議員資格のない議員が採決した」という因縁をつけて、地方自治法176条を適用し、再議をかけたのである。あらゆる方策を講じて「止めることができない」ならわかるが、自分の都合悪い時に再議をかけるやり方は、どう考えてもおかしい。

広報を私物化して自分を正当化?議会も反論を!

都合の悪いことは「広報かしわら」に掲載し、それもいつもトップ扱い、市民に訴え、扇動する。反論できない相手方は、悪者にされる。
議会に対しては、問題もいろいろある。市長が、公選挙法に違反して市民に7年間も出し続けた年賀はがきに対して一切追及しない。罰則規定がないからとはいえ、違反したのである。公選挙法違反疑惑で国務大臣は、いまなお追及され、辞任に追いやられようとしているが、国務大臣は、軽はずみではあるが自分自身の事ではない。
市長の年賀はがきは、本人自ら行った公選挙法違反第147条の2「あいさつの禁止」であるのにかかわらず、議会は、貝のように口を閉ざしている。市長と議員が仲良しグループではよい市政ができない。今回の市長の姑息なやり方に議員・市民も怒りを覚えている人もいると思う。議員は、是は是、非は非と認め、財政難の柏原市の活性化を図るためにも今後考えるべきである。

5月、岡本市長、市立柏原病院に再々度入院。外部に「口外するな」!

5月16日、岡本市長が市立柏原病院に入院した。当初、副市長から議会事務局に「口外するな」いう指示が出されたが、漏れ聞いた議員から抗議されたため、真実が明るみになった。19日のイベントでは副市長が挨拶したので、ある議員が「市長は」と尋ねると「公務」と答えがあったと聞く。この事は、嘘である。市長は入院中であったはずである。「何故」嘘つくのか疑問に思う。全てをオープンにするのが行政ではないのだろうか。
政治家にとって健康は、政治生命にかかわってくる重大事である。首長は、一国一城の主でありその責任は重い、選ばれた政治家は、長期にわたり入退院を繰り返しても報酬並びに勤勉手当(一般では、期末手当)得ることができる。責務を果たさずにどうなんだろうか。市政そのものは、市民の貴重な税金で成り立っているのである。

〈柏原新聞に問う〉なぜ市長の危機管理を問わない?

議員の「危機管理」と、長期にわたり職務を全うできない市長の「危機管理」対しての考えを聞きたい。風邪等軽い症状や短期的な病気・怪我なら理解もできるが、市長は、平成22年1月から、今日まで通算50日以上は登庁していない、その上、何度も早退し、本会議、委員会等を途中退席しているである。

柏原市パーソナルサポートセンター開設

柏原市は八尾市との合同事業として、柏原市産業会館の2階に「パーソナルサポートセンター」を開設した。ニート、引きこもり、障がいのある方へ継続に相談を受け、支援を行う。悩み苦しんでいる人が一人でも自立、就労できるようサポートしていく。
☆パーソナルサポートセンタ−
柏原市大正2−10−1 柏原市産業会館(K.Iホール内)2階
電話 072-983-5015
開館時間 月〜金曜日 午前9時から午後5時まで
(年末年始除く)

元気がでるコラム「孔子の教え」

紀元前500年前の思想家・孔子の教えが記されているのが「論語」です。2500年たった現代でも読み継がれているって、すごいことですよね。
みなさんがよくご存じのところでいうと、「巧言令色、鮮(すく)なし仁」。口先でお世辞ばかり言う人、愛想ばっかりする人のほとんどは、優しさや思いやりを持っていないものである、という意味ですよね。いますよね、人の顔色ばっかりうかがっている人、腰巾着(こしぎんちゃく)という人。自分の意見を持っていないんですよね。
あと、これなんかも納得しますよ。「利に放(よ)りて行えば、怨み多し」。自分の利益ばかりを追い求めて物事を進めていると、いつかは怨みをかうことになる、相手を思いやろうよ。全くその通り、「自分が、自分が」ばっかりで、金の亡者になっている人、回りにいませんか?
市民を代表する人間は、そんなことであってはいけない。市民全体のことを考えて、みんなが潤うように社会をつくるのが議員の仕事です。議員報酬アップの件ではこれを止められなかった私の、力の足りなさを実感しています。反省しながら、改革を進めていきたいと思っています。