2011年10月号
あちらこちらで渦巻く岡本市長への疑惑!

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岡本市長とNPO法人「柏原ふる里づくりの会」副理事長との限りなく怪しい?関係

市民の大反対にあった「イノシシ処理場問題」、ほとんど誰も来ない「竜田古道・里山公園の整備」など、なにかと話題になるNPO法人「柏原ふる里づくりの会」。実権を握る立場にあるのが、副理事長のY氏である。
Y氏はかつて、市立柏原病院に入院していたことがあり、そのとき、医療ミスを起こされたとして、平成18年5月、市は損害賠償の保険金1500万円とは別に500万円の賠償金を上乗せして総額2000万円の金額をY氏に支払っている。

岡本市長の専決は背任行為!?

この支払いは、市長が議会に謀ることなく実行できる「専決」により支払われたものであるが、この金額の上限は100万円以下というきまりがあるのだ。
そもそも損害賠償保険金1500万円のほかに、この別枠の500万円を支払う必要があったのか?この問題では、当時、市民の間でも疑問の声があがっていたという。
中川前副市長がやめたのも、Y氏のことがきっかけといわれている。
岡本市長は市政に不都合が生じたのか、中川前副市長を通じてY氏をNPO法人「柏原ふる里づくりの会」の副理事という職から解任しようとしたが、Y氏がこの決定に怒りをあらわにした。岡本市長はまるで何かの弱みを握られているようなあわてぶりで、その解任を撤回したということが、各方面から噂をされている。
中川前副市長が突然の辞職をしたことについては未だにその理由が説明されていないが、この件がきっかけとなったのか、Y氏に解任の旨を伝えにいった中川氏が、反対に副市長の任を投げ出しているのである。

委託業者は儲かるが、市の経営は来年から赤字が必須で税金投入か!

次に、問題になるのが「サンヒル柏原」である。平成21年に社会保険庁から買い取った。
「私は数字に強いから、まちがいなく黒字経営で市民のいこいの場にする」と岡本市長は豪語したが、実態は正反対。今年まで社保庁の補助金がおりて、なんとか1400万円の黒字だが、来年からは赤字に転じることは必須である。
そもそも、3億いくらかで売りに出された物件を、5億1500万円という高値で落札したという。こんな高値で入札したのは柏原市だけ、相場知らず、というかそこからもうお粗末である。
それから経営である。レストランの委託業者に22年度に材料費として、約2億4100万円支払っている。食事料の売上は、約2億3900万円であるのなら、材料費は1億9000万円程ではないか?市長は、本会議で柏原市は損しない、するのは委託業者だという答弁をした。しかし、食事部門の売り上げの8割が委託業者、あと2割が柏原市では、採算は合わないのではないか?
東京の大手ホテルの支配人に尋ねると通常は2割から6割程度だという。その支配人いわく「それだったら、うちがはいりたい」という厚遇である。
今年は、約3億7000万円の売上のうち、委託業者に材料費として約2億4100万。それ以外はすべて市の負担である。常識的では考えられない、この高値の材料費、市長と委託業者の間に、何か関係があるのだろうか。

スタッフの1人はNPO法人の配偶者、こんな実態で市の経営は大丈夫か?

サンヒル柏原には光熱費、施設修繕費のほか支配人含め13人のスタッフの人件費がかかる。
スタッフの一人は前述のY氏の配偶者である。また、サンヒル柏原は柏原市健康推進財団が運営しているが、この理事のほとんどといっていいほど岡本市長の息のかかった人である。例のイノシシ(有害鳥獣駆除)施設設置についても何ら反対意見がなかったと聞いている。
わけのわからない医療ミスの高額賠償金、常識外れのサンヒル柏原での業者への支払い、市長周辺には、不透明なお金の流れが多い。これからも市長の動きから目を離してはならない。

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柏原市立老人センター「やすらぎの園」多くの費用がかかる建て替え実現か!?

市では今、柏原市立老人福祉センター「やすらぎの園」の建て替えを検討しているという。
老朽化によって利用者の快適性や耐震性の問題など、安全性の立場から緊急課題となっている、と市では説明している。
「やすらぎの園」は近鉄大阪線国分駅の西、旭ヶ丘にある。柏原市在住の高齢者に対し、健康の相談に応じるとともに健康の増進をはかり、レクリェーションを通じて明るい生活を営んでもらうことを目的としている。施設は、大、中広間、和洋室、浴場、機能回復訓練室、ラウンジ、囲碁将棋コーナー、食堂、別館などいろいろな目的に使用できる。主には入浴が目当てで来ている人が多いそうだ。利用料は無料、巡回バスを利用すれば、アクセスはさほど悪くない。
1日の利用者は166人、年間は4万8000人が来ているというが、利用するのは決まった人ばかりで、初めての人は仲間に入りにくいという市民声もあがっている。

補強なら半額程度の費用で可能!「建て替え」が本当に必要なのだろうか

建て替えの費用は3億円ほどかかる。しかし、市では大規模な補修より「建て替え」を考えているという。補修なら半分の費用ですむのだが、それはなぜだろうか。
移転の話もあるが、多くの利用者は望んでいないと聞く。
今、候補に挙がっているのが「サンヒル柏原」の駐車場である。何かと話題の多い「サンヒル柏原」だが、市外の人も利用する宿泊施設であり、そこに、全く利用目的を異にする「老人福祉センター」をもってくるのはどうだろうか。
建て替えではなく「補強」ではだめなのだろうか。市内の小学校のトイレは老朽化がひどい。高齢者の福祉と共に、柏原の未来を担う子どもたちにも配慮すべきではないか。
いずれにせよ、慎重な協議が必要である。

岡本市長のための「柏原新聞」末期的な自己弁護に市民も、あきれ顔。

「かしわら見張り番」を読んでくださっている市民の方から、お手紙をいただいた。"新聞という名前のごろつきまがいのチラシ"「柏原新聞」についての、もっともなご意見である。

「柏原新聞は、マスコミ嫌い(マスコミ恐怖症)でテレビ等の取材を一切拒否続けている岡本市長が、誰の目から見てもわかる猿芝居、とわかる内容で、しかも名前を明らかにできないような記者に対し、必死に自己弁護をしていますね。それが岡本市長自身の人間性をさらけ出す結果になって、いよいよ最後の悪あがきだという感じが伝わってきます」。
「恐らく岡本市長が自分自身の痛いところを突かれ、つまり本当のことを濱浦さんの『見張り番』で暴かれ続けていることに抵抗し、さらに、他の議員、職員達に対する脅し、圧力を意味を含めて、あのチラシ新聞を発行したということが本当のところでしょう」
「濱浦さん、どうぞ自信を持って、今の改革への取り組みを続けてください。このチラシ新聞が、岡本市長と蜜月関係にあることは、誰から見ても周知の事実です。このチラシ新聞を利用した岡本市長の抵抗は貴方の市政改革に対する取り組みの証拠です。これからもゴロツキまがいのチラシ新聞にたたかれるように、頑張ってください」

元気の出るコラム

先日、私、青森に行ってきました。「第6回全国市議会議長会研究フォーラム」に参加するためです。
そこで、学んだのが「二元代表制と地方自治改革」です。市長と議員はそれぞれ、市民のみなさんから直接選ばれています。権限は違いますが、「市民が選ぶ」という点については対等なのです。それが「二元代表制」です。
そして議員は、あくまでも野党的でないといけない、いつも「これは正しいのか」と、市長がしたことをチェックするのが、議員の仕事だと学びました。けして市長の信徒になってはいけない、ホントにそうだと思います。
だから、市民のみなさんも、選挙のときは本当にみなさんのために仕事をする議員を選んでください。もちろん、市長もそうです。そして選んだあとでもダメな市長とわかれば、市民みなさんの手でリコールもできるんですよ。明日の柏原市のために私は精一杯頑張っています。みなさんも力を貸してください。

パトロール

ある市民の方から電話があった。旧170号線の安堂駅付近で雑草が生い茂っている、なんとかならないかというものだ。確かに雑草がかなり道幅からはみ出ておりで、全く手入れがされていない状況であった。調べるとこの道路は府の管轄で、電話をするとすぐに対応してくれた。すっかり草が刈られて、今は車の通行にも支障がない。
市民(府民)からの正当な要望にできるだけ迅速に応えるというのは、公職についているものの努めである。だらだら仕事を先延ばしにするのではなく、1本の電話でさっと仕事が終わることもある。千葉県松戸市役所で「すぐやる課」ができたのはもう40年以上も前のこと。それから各自治体で「すぐやる課」が続々とつくられた。「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」の心構えは、「すぐやる課」でなくても常に心がけておかなければならない。